住所貸し始めました!
誰もどうすることもできない。
夏の映画によくある筋書だが、有効な思考実験であることに変わりはない。
実際には起こるであろう集団パニックや社会機能の停止はないものと仮定して、地球滅亡までの10日間を、あなたはどのようにすごすだろう?まず、床屋の予約は無視するだろう。
来週が提出期限のレポートも放棄するはずだ。
また、カウチポテトになってテレビを見ながらすごすこともないだろう。
おそらく、友人や家族とすごす時間を増やすだろう。
または、大好きな音楽を聴くかもしれない。
神に語りかけ、自分に語りかけ、そして砂浜で夕日を眺めるために、ひとり海へと向かうかもしれない。
今までの人生を省みて、やりたかったけれどずっと先延ばしにしていたことを、ついに実行するかもしれない(ところで、ここでひとつ気づいてほしいのは、友人や家族とすごすこと、散歩、思索など、人にとって大切な活動のほとんどは、お金がまったくかからないということだ)。
これらは、余暇の活動の核となるものだ。
私たちは、もう明日はないと思いながら生きているわけではないし、そうすべきでもない。
明日は必ずやってくる。
明日がやってきたときに備えて準備をしておくことが、大切なのである。
それに加えて、最も実りある余暇の活動のいくつかは、長年の訓練が必要なものだ。
しかし私たちは、忙しさにかまけ、バランスを失い、本当に大切なことをいつでも後回しにしてしまうことがある。
自分のいちばんの楽しみを、人生の最後の15年だか20年だかのために取っておくことなどないではないか。
余暇は、仕事と同様、生涯続く活動であり、私たちが変化し成長するにつれて、余暇も変化し成長していく。
余暇の時間は限られている。
それは無限に湧いてくるものではない。
今、あなたの手元にあるその時間を、あなたはどのようにすごすのか?やらなかったらいちばん後悔しそうなことは何だろう。
まず、それを実行すると決心し、その行動をあなたの余暇の一部にするのだ。
創造的な仕事と創造的な余暇が、相互に補完するものであることはすでに述べた。
二つが合わさって、より大きな全体ができあがるのである。
しかし、それだけではない。
どちらか一方で充実した時間をすごせれば、もう一方の時間も充実したものになるのだ。
創造性は、それ自体が報酬であり、それ自体が動機である。
余暇で創造性を発揮する人は、仕事でも創造性を発揮するだろうし、仕事に責任を持つ人は、余暇にも責任を持つだろう。
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